テニス肘の電気治療

テニス肘の電気治療

テニス肘の電気治療

 

 

アイシンググッズは以下のチープな三点セット。遂には汗をかいた冷え冷えのジョッキさえも満足に持てない状態に陥いりました。悩めるテニスプレーヤー(ゴルフや草刈でもなるそうですが)がそれだけ多いことの証左でもあるのでしょう。特に人の話に耳を傾ける謙虚さが極端に不足気味の筆者の場合は、ヘタをすると永遠に解決不能である可能性がヒジョ〜に高い。

 

その間スポットでマイクロ波(だと思う)の照射や電気治療も並行して行いましたが、その期間が過ぎる頃になると再び痛みが襲ってきます。いや、きわめて本質的な問題ではあるのだが、痛い肘を庇いながらでも週末にはテニスを楽しみたい草テニスプレーヤーには、あまりに課題が重すぎて解決に時間がかかりすぎる。氷が解けるまで30〜45分くらいです。さてここで問題なのは「不適切なフォアハンドスウィングフォーム」や「スウィートスポットを外した打撃」ではない。

 

だいいいち適切なフォアハンドスウィングフォームやスウィートスポットを捉えた打撃への改良に向けたプロセスを力学的に評価する手法がこちらにはない。それまでの痛みが嘘のように引き、スウィートスポット外しまくりの不適切なフォアハンドでまたまた懲りないプレーの繰り返しです。

 

これを原因として、肘の外側あるいは内側の上顆部の筋肉や腱が炎症を起こすことによってテニス肘は引き起こされるということでしょうか。投球によって起こる肩関節の炎症を抑制するために直後のアイシング。 

 

そんなある日、社会人野球で投手をやっていた娘の婿さんの試合を応援に行った折、試合直後にギブス状のものを肩に嵌めて氷でガンガン冷やしている彼の姿に出くわします。このときピンときましたね。テニス肘、あるいはテニスエルボーに関する記事は、Googleを検索しただけで約5万件ものヒットを記録します。出口のないテニス肘の袋小路を彷徨っていた筆者に一筋の光明。

 

「不適切なフォアハンドスウィングフォーム」、「スウィートスポットを外した打撃」と、できることなら目にしたくない怖ろしい言葉が二つも含まれています。それでも週末にはテニスコートに出没していたのだから、われながらそのアドレナリンの強さに感心(むしろ寒心)します。 

 

発症した当初は医師に頼んでステロイド系(だと思う)抗炎症剤の注射を打ってもらっていました。これを一年半ほど繰り返したのですが、注射の効きが悪くなったのか後半は二〜三週間しかもたなかったように記憶しています。もちろんテニスを止めれば軽快に向かうとのアドバイスもあったのですが、週末になるとアドレナリンが出まくってそれどころやオマヘン。

 

この効果の持続がだいたい一ヶ月〜一ヵ月半。そこでこれが最後の注射、だめならしばらくテニスを止めようと思い定めて、そこから同時スタートで練習直後の肘のアイシングを励行することで、その効果(注射だけの場合に比較して痛みのない期間がどれくらい延びるのか)を見てみることにしました。

 

水漏れ防止のため二重にしたビニール袋に氷を詰め、痛む肘の部分に当ててサポータで押さえるだけ。  かくいう筆者もテニスを始めた頃にさして間を置くことなく発症しました。これだ!理屈はテニスも同じではないか。注射直後は猛烈な腕のだるさに閉口しますが、その後劇的な効果を発揮します。

 

その原因や治療法もこれらのサイトに数多く紹介されており、いまさらこんなローカルなサイトでどこかで聞きかじったような非専門的なウンチクを傾ける必要はなさそうですが、某大学のアカデミックな研究成果によると 『テニス肘の原因は、不適切なフォアハンドスウィングフォームによる手首の過大な力にスウィートスポットを外した打撃によるラケットの振動を加えた複合的なものである』 らしいです。あるのは 『炎症を抑える』 これだけです。従って短中期的解決への道はきわめて限定的な選択肢しか残されていないことになります。

 

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